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2024.12.04
社長の机
小野義徳の『社長の机』 第41回【Fights in Tight Spaces】

みなさん、こんにちは。
株式会社ラセングル 代表取締役社長の小野義徳(おの よしのり)です。

クリスマスシーズンに突入ですね~。
この時期のロサンゼルスは東京よりも暖かく、クリスマスシーズンでも昼間は長袖のシャツだけでも過ごせます。

先日、このロサンゼルスで『Fate 20th Anniversary Showcase』がNeueHouse Hollywoodにて開催されました。

Fateシリーズ20周年という記念すべき節目を、現地のファンの皆さんと直接お祝いすることができたこの日。
会場にはFateシリーズに対する熱い想いが溢れ、まさに「Fate愛」が詰まった特別な一日となりました!

オープニングでは、アニプレックス社長の岩上さんがファンの皆さんへの感謝を伝えられました。

続いてのトークショーには、川澄綾子さん、植田佳奈さん、下屋則子さんといったお馴染みのキャスト陣が登壇。
これまでの収録秘話や思い出話など、笑いと感動に満ちたトークに会場中が引き込まれていました。
このトークショーを通じて感じたのは、Fateという物語が奈須さん、武内さんの力はもちろんですが、キャスト、スタッフ、そしてファンの皆さんとの絆によって育まれてきたということです。
このシリーズの物語の奥深さを改めて実感しました。

今回のイベントの目玉となったのが、『Fate/strange Fake』のワールドプレミア上映でした。
セイバー役の小野友樹さん、榎戸駿監督、坂詰嵩仁監督、キャラクターデザイナーの山田有慶さんのトークショウでは、この作品の誕生秘話が展開され、なんと!山田さんのライブペイントも行われました!
そして、続いて公開された映像には、制作陣の想いが凝縮されており...、
「いやぁ〜、かっこいい!!」
会場全体を包み込む熱気と上映中に起こる歓声、そして上映後に湧き上がった大きな拍手。
その瞬間、Fateシリーズが今なお進化し、観る人々の心を動かし続けていることを改めて確信しました。
『strange Fake』は、Fateシリーズの新たな魅力を示す作品です。公開が楽しみですね~。

今回のイベントを通じて、Fateシリーズが単なる「エンターテインメント」に留まらず、多くの人々にとって文化やライフスタイルの一部として深く根付いていることを改めて実感しました。
20年という歴史の中で積み重ねられてきた「ドキドキ」は、作品を越えてファンの皆さんとの絆を築き上げ、さらに広がりを見せています。
ラセングルとしても、これからのFateシリーズをより多くの方々に楽しんでいただけるよう、新たなチャレンジを続けていきます。
そして、皆さんにもっと多くの「ドキドキ」を届けることができればと考えています。
我々ラセングルも『Fate/Grand Order』を通じて、これからも多くの方々と共に物語を紡いでいけるよう、チーム一丸となって進んでいきたいと思います。

そんなラセングルで私たちと一緒にモノづくりをしてみたいなぁ〜と感じている学生の皆さん! 只今ラセングルでは26年度新卒入社対象の会社説明会を逐次実施しております。

上記サイトやラセングルのSNSをチェックして頂き、多くの方にラセングルを知ってもらい興味をもって頂きたいなぁと思っています。

さて、今回は久しぶりに遊んだゲームの小話も綴りたいと思います。

第41回目は【Fights in Tight Spaces】です。

【Fights in Tight Spaces】は、デッキ構築型のターン制ストラテジーゲームです。

デッキ構築型のストラテジーゲームなのですが、【Fights in Tight Spaces】の特徴は、その体験がアクション映画の俳優や監督になったような気持ちになれることです。

主人公はとある『エージェント』となり、無法者やマフィア組織の建物に潜入...。
バーやキッチン、バイク置き場など、かなり狭い空間で複数の敵に囲まれて、一対多の乱闘を繰り広げることになります。

コードネームの数字で呼ばれるエージェント(プレイヤーキャラ)は、スーツ姿にネクタイ。
クールなフォーマル姿ですが、手札の『殴る』や『蹴る』を使うことで、スパイ映画シリーズの主人公の様な派手なアクションで敵を打ちのめしていきます。

エージェントや敵キャラクターたちはシルエットで描かれており、特定の顔(表情)が表現されていないのも、それぞれのプレイヤーが持つ『俺の好きな映画のイメージ』を反映させやすいと思いました。

【Fights in Tight Spaces】は、ストラテジーゲームとしてもキッチリ作られていて適当にやっていては勝てません。
手札にある『殴る』、『蹴る』...だけでなく、『移動する』、『相手立ち位置を変える』、『相手を押し出す』などなど、攻撃力や攻撃範囲、コストや敵との位置関係など『狭い空間を利用したバトル』の駆け引きが面白いです。相手の行動も読みつつ、詰め将棋の様に

「まず、ジャブ」
「次は、ストレート」
「ふらついた相手を引っ張って位置を変え」
「背後から回し蹴りをして敵同士をぶつけあい」
「最後は敵の頭を掴んでキッチンカウンターに叩きつけてとどめ!」

という流れを組み立てつつ、手札を切ってアクションを決めていきます。

ゲームに慣れてくると、あえて狭い空間を利用してステージのギミックを使ったり、銃を撃ってくる敵を予測して敵同士で同士討ちさせたりと、詰め将棋の様に逆算しつつ、殺陣(たて)を設計する監督になった気持ちでも楽しめます。

ステージクリア時などでは、『リプレイ再生』が見られます。
この場合、通常ゲーム時にある手札選択演出がスキップされ、一連の流れとしてアクションが続きますので映画のワンシーンを観ているかのようです。
ゲームの進行上はリプレイを見る必要はないのですが、ついついクリア時などは「おお~、カッコいい!!」と自分のプレイを見たくなります(笑)

華麗にコンボを叩き込んで目の前の敵を大きく蹴り飛ばし、背後からきた敵にはカウンターパンチを入れつつ壁に頭を叩きつけてフィニッシュ!!
「決まったぜ...」と思ったのも束の間、物陰からちょい役的な敵のピストルに撃たれてあっけなくゲームオーバー...。

【Fights in Tight Spaces】はゲームなので、完成された映画のアクションシーンの様にいつも100%カッコよくバッチリとはいきません。そんな、「トホホ...」なリプレイ再生も映画のNGシーンの様でもあり、やっぱり自分のプレイを見たくなる時がありました(笑)

それでは、次のゲームが呼んでいるので、今回はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

小野義徳 X(Twitter)