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2023.05.22
社長の机
小野義徳の『社長の机』 第30回【Have a Nice Death】

みなさん、こんにちは。
株式会社ラセングル 代表取締役社長の小野義徳(おの よしのり)です。

ゴールデンウィーク期間中、積みゲーを処理しつつ、いよいよ来るべきタイトルを迎える準備を着々と進めておりました。

みなさんのゲーミングライフはいかがお過ごしでしょうか。

そうです! いつもココで紹介するジャンルや傾向とは異なりますが、あの「ゼルダの伝説」の新作が5月12日に発売を迎えました!
ド・メジャーなタイトルをこのブログで触れるのは珍しいのですが、ゲーミングライフの中でこの作品は絶対に外すことができないタイトルですよね。

任天堂さんの公式映像を見ながら心をトキめかせて発売を待っていましたが、その興奮を我慢出来ず、本来は会社の重要事項を提唱する朝礼で、社員のみなさんへ向けてゼルダの新作について熱く語ってしまうという大失態。
さらに、『まだ予約していない人は、私が買ってあげるからやってよ!』と、いう暴言(我が家にとって、です。)を発する始末。

流石に、全社員に対して購入することは色々な障壁があるので、抽選という形にさせてもらいました。

ハイラルの平穏を取り戻すために、日々の業務もそれなりにこなしながら過ごしている5月です。

1986年にファミコンのディスクシステムに第1作目が登場してから、既に36〜37年もの歴史を積み上げながらも、いまだに最前列でシリーズ展開が続けられ、しかもゲーム内容も楽しませてもらえるという状況に、クリエーターへの感謝と尊敬が絶えません。

そんな文化形成ができるように、ラセングルの企業文化や開発文化も構築したいと思いながら、今日もプロコンを握っています。

ラセングルの企業文化が分かって頂ける切掛となれば良いなぁ〜と思い、AUTOMATONさんのサイトで技術スタッフのインタビューを掲載していただいています。
こちらもご覧いただいて、ラセングルの企業の風土、雰囲気、姿勢を少しでも感じていただければ、と、思います。
もし、こんなラセングルが気になったら、こちらから扉をノックしていただけると。
あっ、先日、2024年4月入社の新卒社員の応募は締め切らせていただきましたが、2024年新卒採用の2次エントリー受付を開始していますので、前回間に合わなかったぁ〜という方や、今ラセングルが気になるぅ〜という方は、ぜひ応募してみてください。
※2024年新卒募集一覧は『こちら』からご確認いただけます。

と、ド・メジャーな話題を書きつつ、いつも通りの趣向のジャンルについても書きましょうかね。

さて、第30回目は【Have a Nice Death】です。

【Have a Nice Death】は、死神がCEOの2Dサイドビューアクションゲームです。

アクション部分はとても快適で、簡単な操作でかなりハイスピードなアクションを楽しむことができます。
武器やスキルの種類も多く、ボタンを連打するだけでコミック調のキャラクターがキビキビとアニメーションしコンボが繋がるのは爽快感があります。彩度と色数を抑えたアートスタイルと輝くエフェクトの組み合わせも凄く美しいです。

そして、【Have a Nice Death】というタイトルが示す通り、ダークでユーモアが溢れる世界観とストーリーがこのゲームの大きな魅力になっています。

殺人、死、過酷な労働環境、暴力、パワハラなどの要素がてんこ盛りなので、創作だとしても受け入れがたい方もいらっしゃると思います。【Have a Nice Death】のゲーム起動時に警告も表示されますが、このブログでもそれらの要素に触れますので、以降、ご注意ください。

...と、【Have a Nice Death】をマネて警告を書きましたが、少し大げさだったかもしれません。
ゲーム本編ではユーモアたっぷりに軽いタッチでコミカルに描かれており、個人的にはリラックスして楽しみ、クスっと笑える内容でした。

【Have a Nice Death】の主人公は死神の会社のCEOです。
ゲームの冒頭で流れるアニメムービーはセリフが一切ないのですが、現状に至るまでの経緯が美しいアニメーションで描かれています。

最初は主人公の死神が、1人で必死に死者の魂を『鎌』で刈り取り集めていたのですが、ある時、組織化して会社を起こします。そして会社は軌道に乗ったのですが、CEOとなった主人公は、ひたすら書類に判子を押す日々となります。その書類の量がどんどんどんどん増えていき、最終的には大量の書類仕事に押し潰されてしまいました。

崩壊気味の組織の中、CEOが(死神なのに)過労死寸前という状況です(笑)

ゲームはここからスタートします。
CEOとして課題を解決すべく、会社内をエレベーターで移動しながら、ダメな社員を直々に『叩き直し』に行きます。

ゲーム本編ではキャラクター同士の掛け合いが会話で表示されますが、まぁ口で言って解るような社員ばかりでもなく...死神のCEOなのに、かなりの苦労人です(笑)

また、一般的なゲームでいう『強化バフ』の名称が『呪い』と表示されていたりして、会社で働いて身に着けたものを振り返り、思わず納得してしまいました(笑)

【Have a Nice Death】は、アクションゲームとしても気持ちよく楽しめ、働くことの喜びや悲しみを皮肉交じりにユーモアで包む世界観やストーリー、キャラクターも魅力的なゲームでした。

...と、ここまで書きましたが。

『課題の多い会社で、ダメな部下を、直接(鎌で)斬るCEOが主人公のゲーム』を楽しそうに紹介して、はたして公式Webサイト内の『社長の机』に掲載できるのでしょうか(笑)

それでは、次のゲームが呼んでいるので、今回はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

小野義徳 Twitter