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2023.04.20
社長の机
小野義徳の『社長の机』 第29回【Noita】

みなさん、こんにちは。
株式会社ラセングル 代表取締役社長の小野義徳(おの よしのり)です。

日本の多くの会社・学校が新年度の4月を迎えました。

ラセングルも新たな仲間を迎えて、2024年3月期のスタートを切ることが出来ました。
2024年4月入社の新卒社員の募集は先日エントリーを締め切らせて頂きました。
多くの学生の皆さんにラセングルへ興味を持って頂いた事に感謝しております。
引き続き、中途社員募集、そして折を見て第二新卒の採用も考えておりますので、引き続きラセングルへ興味を頂いて頂ける方は当社の扉をノックしてみて頂けると嬉しいです。
※募集職種一覧は『こちら』からご確認いただけます。

新しい年度を迎えて、私のゲーミングライフも少しだけバージョンアップしました(笑)
普段、出先、職場、出張先で使っているUMPCを新調致しました。
Ryzen 7 6800U 搭載のUMPCに乗り換えをしました。

このUMPCを連れ回す為のケースが何処にも無く、いろいろとオンラインの渦の中を探していると灯台下暗し・・・ Steam Deck用のとあるケースが使えるっていう情報が!
で、それを引っ張り出してみるとジャストサイズっ!
もし、OneXPlayer2を導入して、ハードケースが無いなぁ〜と、いう方がいらっしゃれば、SpigenさんのSteam Deck用のハードケースを試してみてください。
(※あ、メーカー推奨でもなんでもないので、自己責任で宜しくお願いします。)

と、こんな事を「社長の机」で書いても『・・・。』の読み手の方がいるでしょうね。
いや、いいんです。こういう内容に共感してくださる方にラセングルという会社へ興味を持って頂ければ!(笑)
こんな人間がラセングルの社長をやっているんだ、って知って頂けることも、このBlogの意味もありますから。と、話題の正当化をした上で、今回のタイトル紹介に移りましょう。

さて、第29回目は【Noita】です。

【Noita】は、ゲーム内で表現されたピクセルが物理演算で動くことが特徴のサイドビューアクションゲームです。

「ピクセルが物理演算で処理して描かれ、表現される」という点は情報として聞いていたので、あえて紹介動画などは観ずに買いました。パーティクルが花火のように舞い散り、液体がダイナミックにうねって動くような、華やかで爽快なアクションゲームを想像していたのですが...。

......良い意味で裏切られました!

というか、裏切られてなどはなく、本当に「ピクセルが物理演算で...」という通りだったのですが、ちょっと想像の範疇を超えていました(笑)

ピクセルで表現された世界でピクセルが物理演算されると、こんなにも過酷な世界になるのかと驚愕し、思わず笑ってしまいました(笑)

例えば、洞窟の中で『毒の液体』が天井からポタポタ落ちてきているとします。
一般的なゲームに慣れているプレイヤーからすると「毒の液体が落ちてくる範囲はこれくらいで、この位置に立っていれば毒は来ないだろう」と、数ピクセル分くらい離れて様子をみると思います。
でも【Noita】の場合は、この『毒の液体』もピクセルで表現され、物理演算処理されるので『地面が平坦で、毒の液体を堰き止めるものがない』場合は、どんどん液体が溜まっていき、ドバーッと自分の足元まで流れてきてしまうのです。温泉でこんこんと湧くお湯が湯船から溢れているような状況が『毒の液体』で起こっているようなイメージです。

こんな世界なので、『火』の扱いも想像以上に繊細でした(笑)

プレイヤーは魔法を使えるのですが、一般的なゲームに慣れているプレイヤーであれば、まずは何もなくても魔法をピュンピュン撃ちながら進むことも多いと思います。適当に撃った魔法が偶然敵に当たることもありますし、壊せるものがあれば事前にどんどん壊したりもできますし。

私もそんな感覚で、ピュンピュン魔法を撃ちながら歩いていたのですが『洞窟の中のランタンに魔法が当たる→ランタンが落下→ランタンの中の火が周囲の木に燃え移る』、からの『自分にも火が付く』、『敵にも火が付く』、『さらに周囲の木から木に燃え移る』となって、あっという間に周囲が火の海になっていきました。

また、コメディの演出などでも定番ともいえる『爆弾を投げたら、思わぬところに当たって自分の足元に跳ね返ってきて、大爆発』というのも【Noita】では普通にあります。そして爆弾が爆発すれば『火』が発生するので、周囲に燃えるものがあればどんどん引火していきます。

本当に「まさか!?そんなバカな!?」という様な、不幸な連鎖が続いたりすると、思わず誰かに見せたくなります(笑)

こんなことが繰り返されるので、慣れるまではものの数分、時には開始数秒でゲームオーバーになることもありました。ただ、だからといって【Noita】をやめたくなるか...というとそうでもないのです。

当たり前ですが、現実世界の中で、意味もなく石を投げ続けながら歩く人はいませんよね。
何に当たるか解らないし、何かに当たって自分に跳ね返ってくるかもしれないですし。

花火をするにしても、あらかじめバケツに水を入れて用意しておいたりして「まさか!?」の事態が起きても直ぐに対処できるように慎重に準備をしていると思います。

【Noita】も同じで、現実の世界の様に周囲をよく観察し、慎重に行動することで、いろいろなことが解り、試してみたくなる魅力があります。

・服に火が付いても、水があれば消化することができる
・どうしても火の中を通るなら、もしくは引火の可能性があるなら、予め全身に水を浴びて服を濡らしておくと引火しにくい
・水を瓶に入れておけば持ち運べる。飲むこともできるし、周囲に撒くことで消化することもできる
・毒も水で洗い流せる
・綺麗な『水』の溜まった池を見つけたら、場所を覚えておく
・爆弾などで地形を変えることで、キレイな『水』の池を別の場所に移動させることもできる

というような形で学んでいくことで、仮にゲームオーバーになったとしても、それを「経験、知識」として次のプレイに反映していけるのです。

【Noita】をやってからというもの、『綺麗な水』、『飲める水』の偉大さを痛感しました(笑)

現実的で過酷な面白さの部分を強調してしまいましたが、もちろんそれだけではありません。
【Noita】では、プレイヤーは魔法使いですので、魔法を使えます。
魔法の杖の性能を吟味し、どの杖にどんな魔法をセットするのかなど、自分好みの魔法カスタマイズができて、本当に魔法使いになったかの様な面白さもあります。

まぁ、その新しい魔法の杖の『慎重さを欠いた試し撃ち』で「まさか!?そんなバカな!?」という死に方をしたのも一度や二度ではありませんが...(笑)

それでは、次のゲームが呼んでいるので、今回はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

小野義徳 Twitter