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2022.08.10
社長の机
小野義徳の『社長の机』 第19回【Loopmancer】

みなさん、こんにちは。
株式会社ラセングル 代表取締役社長の小野義徳(おの よしのり)です。

先日、【GPD WIN3】のコントローラーと背面ボタンが認識しなくなり、動かなくなったけど、自分で直しました(笑)

【!】ご注意【!】
ここからは【GPD WIN3】のコントローラーの不具合をどうやって直したか...に触れていこうと思いますが、これはもちろん『小野の場合は』というだけですので、このブログを読んで何か実行されたとしても全て自己責任でお願いいたします。
【!】ご注意【!】

今月は、『ポータブルゲーミングUMPC(Ultra-Mobile PC)』の話題が多かったですね!
その中で、既に発売しているものとして【GPD WIN3】の名前もチラホラと見かけました。
※このブログでは、今年の2月にも『ポータブルゲーミングUMPC(Ultra-Mobile PC)』について触れており『こちら』からご確認いただけます

気軽に持ち運べる【GPD WIN3】は、会社でも家でも常に手の届くところにあって、ほぼ毎日触っていました。購入したのは1年以上前だったと思います。このブログでも『第1回』の時から登場し続けていますね。

そんな中、ある日突然、【GPD WIN3】が動かなくなりました(笑)

より正確にいうと、何の前触れもなく、【GPD WIN3】のコントローラーと背面ボタンだけが反応しなくなってしまいました。タッチパネルやキーボードは正常に動いていましたが、これではゲームが遊べません。

...と書くと、「突然はないでしょう~」、「実際は何かしたんですよね?」、「無茶な持ち運びや過酷な状況でプレイをし過ぎたのでは?」という声が聞こえてきそうですが、本当に突然なんです(笑)

【GPD WIN3】は、ストレートタイプのゲーム機でありながら、ディスプレイ部分をスライドさせることでタッチキーボードが使えます。この機能のおかげで、キーボードを併用した方が操作しやすいゲームの場合などは(ソフトウェアキーボードの様に画面を占有しない)メリットもあり、お気に入りのゲーム機の1つとして、とても大切に扱っていたのでショックでした。
※過去のブログでキーボードを併用してゲームを遊んでいる写真があります。『こちら』や『こちら』からご確認いただけます

ショックである一方、落ち着いてもいました。
PCでゲームを遊んでいると、「ついに来たか...」という様な、ある種の慣れがあるといいますか(笑)

【GPD WIN3】の状況的には、ざっくりこんな感じでした。

・本体の電源は入る。
・OSは正常。起動も再起動もシャットダウンもできる。
・タッチパネルは正常に反応する。キーボードも正常に反応する。
・コントローラーを操作しても反応がない。背面ボタンを押しても反応しない。

まずはソフト側での確認。

・背面ボタンの設定ができる『WinControls』を起動すると『Initialization failed』というポップアップが表示されて起動できない
・コントローラーに関しては、デバイスマネージャーが認識してくれない

その他もいろいろやってみたけど解決しないので、工場出荷状態に戻すことに。

・OSとキーボードは正常に反応してくれていたので、再起動をした状態で【GPD WIN3】のTabキーを連打する。縦画面表示で『システム復元画面』が表示されるので案内に従ってセットアップ
・再起動からTabキーを連打しても『システム復元画面』にならずに通常起動してしまう場合は、『システム復元画面』が表示されるまで、再起動→Tabキー連打を繰り返してみる
※『システム復元画面』に、これを実行するとデータは全て削除されると表記あり。残したいデータがあるならどこかに確保しておくなどが必要

...ここまでやっても解決せず(笑)

ネットで情報収集してみても、同じような症状からの具体的な解決には至らず、これはもうソフト側の問題ではないと判断。
本体をバラして中を確認するので、完全に自己責任&もっと壊れてしまう可能性もあるけどハード側に手を入れてみることに。

と、ここでふと、「英語で検索」していなかったことを思い出して「gpd win 3 controls not working」で海外の方を検索。

...おや!これは!!

本文の説明と動画を参考にしながら

・【GPD WIN3】本体裏のネジを全て外し
・背面側のカバーを外して(動画だと軽い力で外れているように見えましたが、カバーにツメがあるのでツメを折らない様に注意しながら開けて)
・前面側の機器には極力触らない様にそっと置いて
・動画の最後にクローズアップされた『背面側の端子部分(小指の爪くらいの小さい板に、小さい円が6個並んでいる端子)』と『そこに触れる前面側の端子部分(小さいピンが並んだ端子)』を、アルコールティッシュで優しくふきふきして
・(念のために)アルコールが乾いたのを確認してから、全てを元に戻す

これを実行したら、バッチリ解決しました!!
たったこれだけのことで、コントローラーも背面ボタンも正常に戻りました。
カセットに息をふ~ふ~レベルの話でした(笑)

情報をネットにアップしてくれた方々に、心から感謝しております。
ありがとうございます。

私もこの経験をネットにアップしておこうと思い、今回はブログの中で触れてみました。
やる必要のなかったであろう『システム復元』までしてしまったので、環境を戻すのがちょっと手間でしたし(笑)

ポータブルゲーミングPCの購入を迷われている方には、ちょっと不安になるようなことを書いてしまったかもしれませんが、日々、各社からいろいろなポータブルゲーミングPCが発売され、また、今後の新商品も発表されています。

そして!
ついに!
今月から、日本でも【Steam Deck】が予約開始となりましたね!

これからポータブルゲーミングPCでのゲームライフを送りたい方や、どれを買えばよいか迷っている方は、ぜひ、【Steam Deck】もご検討くださいね。

※【Steam Deck】公式サイト
https://www.steamdeck.com/ja/

※【Steam Deck】日本予約ページ(上記の公式サイトからもいけます)
https://steamdeck.komodo.jp/product/steam-deck/

最後に念のために記載しておきますが、Valveから何か貰ったとかではありませんよ(笑)

さて、第19回目は【Loopmancer】です。

【Loopmancer】は、サイドビューのアクションゲームです。

3Dで描かれた画面は綺麗で奥行もありますが、基本的には軸は1つしかないので、敵との軸合わせなどは不要です。攻撃やジャンプ、ダッシュや回避などのシンプルな操作でスピーディなアクションを楽しめました。

武器の種類は大きく4つで、『近距離』、『遠距離』、『サブ武器』、『スキル』に別れています。それぞれの種類の中でかなりの数が用意されており、自分好みの戦い方に合わせてアレコレと組み合わせを試してみたくなりました。特に近距離武器はモーションの変化も解りやすく、武器ごとの条件を満たせば『OverKill』という専用アクションも使えるので、ついつい、いろんな武器に手を出してみたくなりました。

【Loopmancer】の世界観は近未来のサイバーパンク系で、ネオンサインや漢字の看板がビッカビカに光りながらも、道路には水たまりがあり、雨が降って空もどんよりとして...というシーンも多いです。

ストーリーはループもので、主人公は探偵なのですが、「AとBがピンチな状況にある。Aを助ければBは助からず、Bを助ければAは助からず。さて、君はどっちに向かうか?迷っている暇はないぞ!」というストーリー上の状況で、実際に、プレイヤーが考える時間も30秒くらいしかなくカウントが表示されました(笑)

最初にプレイした時は、「え、待って、カウントダウン!?あと20秒しかない!!わわわ...えーい、今回はこっちじゃ~い!!」と勢いで選んだりもしたのですが、やはりもう一方の方のことが心残りになったりして、「あの状況ではどちらか一方を選ぶしかなかった」という主人公の悔しさや気持ちにプレイヤーが感情移入しやすい演出がありました。

また、日本語未対応なので英語でプレイをしましたが、通常は英語音声、英語字幕でイベントシーンが進む中、とあるキャラ同士が話す時だけ音声が日本語になる演出もあったりなども...。

【Loopmancer】は、シンプルな操作でスピーディにカッコよく戦えるアクションと、近未来を舞台にしたループもののストーリーと演出が気になって最後まで一気に駆け抜けました!!

100歳以上の年齢の話が出てくる箇所があるのですが、確かに、もう少し先になれば『100歳以上でも違和感がない日常』という世界が来るかもな~と思いつつ(笑)

それでは、次のゲームが呼んでいるので、今回はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

小野義徳 Twitter